■はじめに

ワイン中に含まれる酒石(酒石酸水素カリウム)はワインの風味の一部を担うものですが、余剰な酒石はワインをビン詰めした後にビンの底に析出し、商品価値を低くいたします。
そこで、ワインはビン詰め前に溶解している酒石の一部を取り除く、いわゆる安定化処理を行うのが常道です。

従来の、安定化処理は杓-5℃で20〜30日間保持する方法でした。この方法は設備費が高く、処理時間とランニングコストがかります。

国外で半連続式の処理装置も考案され、サントリー鰍ナ使用していますが、いろいろな問題が出てきました。
  • ワインの種類に依っては酒石が取れない。
  • 残留酒石濃度を制御出来ない。
  • 装置構造上、多量処理に適さない。
  • スケールアップが難しく、イニシャルコストが大きくなる。

■本技術の特色は

@ワイン中の残留酒石濃度を制御することが出来る。
A多種多様なワインに適用することが出来る。
B短時間こ多量のワインを処理することが出来る。
Cワインの風味を損なわず余剰酒石を除去出来る。

本件は日本、米国、オーストラリア、EPC特許となっています。

経済的には・・・

1.設備が小型になるため、建屋建設費が安価になる。
2.装置建設費が安価になる。
3.ランニングコストが低減する。

本プラントは現在サントリー活イの森プラントで稼働しております。


■実装置のフロー略図


■酒石安定化方法の総合評価

処理名称 本晶析法 急冷法 従来法
原理 種晶添加 急冷自然起晶 保冷自然起晶
処理法 連続 セミバッチ バッチ
処理時間 6時間 2日 20〜30日
処理温度 −3゚C −6〜−1゚C −5℃
処理効果 安定 変動大 安定
設備スペース
年間運転費

MAX処理量120KL
年間100日稼動を想定


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